開業医のメリット

現在、大学病院や民間病院などで勤務医として働いている医師が、将来起業するためのノウハウを修得するために転職することがあります。
経営を学ぶためですが、これも立派な転職理由になります。

一国一城の主である開業医のメリットは医局の人間関係や縛りがなく、医師の裁量で自由な診察が可能になることです。
勤務医にくらべてプライベートな時間が確保できますし、午前中は診察、午後は休診など診察時間も医師の裁量で自由に決めることができます。

「地域医療を支えたい」という強い意志をもつ医師は、実家の近くで新しく病院開業を予定しており、その経営ノウハウを学ぶために転職して勉強したいと希望するケースもあります。
また、すでに実家が病院を経営しているケースでは、勉強のために転職して他の病院で最新の医療技術や経営を学びたいという医師もいます。

どのような理由にせよ、スキルアップ同様夢や理想をかなえるための前向きな転職理由であると言えます。
起業するための知識を学ぶことは「失敗しない・失敗しにくい事業展開」のためにもかなり重要ですし、お金には換えられない良い経験となるでしょう。

開業医は高い報酬を得られる反面、莫大な借金を背負ってしまうケースも

一般的に開業医は、勤務医よりも高い報酬を得ていると言われており、データでも起業した医師の方が1.7倍も収入が高いとされています。
けれどこれは順調に、堅実に経営できている場合であり、なかには経営がうまくいかずに莫大な借金を背負ってしまうケースもあります。

病院経営にはかなりの費用がかかります。
新たに土地を購入し医療機器を備え、新規で病院やクリニックをオープンさせれば、それこそ億単位のお金がかかります。
いくら医師として腕が良いとしても、マネージメント能力や将来的なビジョンがなければ、膨大な借金だけが残り自己破産の憂き目に遭う可能性もあります。

その地域に住む住人のニーズをきちんと分析し、必要なマネージメントを当たり前に行えば、長い目でみたとき開業医には大きな可能性や明るい未来があります。
けれど、漠然とした夢や理想だけでは事業は成功しません。

医師が起業し成功する為には経営を学ぶことは必要不可欠

医師が起業し成功するには、医師としての腕の良さはもちろんのこと、設備投資資金や運転資金の資金マネージメント、従業員の労務管理、集患、万一の訴訟にどのような対応するのかなど、学ぶことは山積みです。
「楽して稼げそうだ」という甘い認識で起業しても、失敗する可能性があることを頭に入れておいてください。

起業のために経営を学ぶ、マネージメントを学ぶ前向きな転職でまずは勉強。
じっくり実力をみがきながら、開業医になるための準備を行うことをおすすめします。

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